伊佐沼でK名人と足利の『酒井自転車店』のルーツについて話をした。工作機械の製作と操作指導のため請われて東京から足利にやってきて定着して自転車店を開いたんだったかな?それが今日の『サイクルショップ・サカイ』につながっている訳です。1900年創業だから今年は116年目。現店主とは幼稚園年少組からの付き合いで、もう63年間も繋がっている。春秋開催の京王閣自転車フリマではいつも一緒に店開きしています。Kさんが調べ上げた内容は、サカイの初代は江戸末期の関口大砲製作所(1862年文久2年設置)で、輸入機械それも水車動力の旋盤などの構造と操作を習得したのだそうだ。江戸末期の少し前のとある短期間、輸入工作機械は長崎製鉄所(もちろんスリーダイヤじゃない)、横浜製鉄所(両方とも製鉄ではなくて機械製造と操作修練)と関口の3ケ所しかなかったそうだ。150数年前の諸文献にあたって調べたそうだ。次の機会があればもっと詳しく聞きたい。酒井くんだけでなく工作機械設計に携わっている共通の友人にも聞かせたい話だ。もうひとつ教えていただいた逸話があった。江戸時代の御様御用の首切り浅右衛門(山田浅右衛門)家の隣に酒井家の屋敷があったそうで、Kさんは酒井家は幕府御家人だったんじゃないかと推測しているそうです。http://cs-sakai.sakura.ne.jp/